メモリの各種規格ですけど、数字を眺めてても単純比較ができません。結局のところ、マザーが対応さえしてれば、予算の中で一番速いのを選びたいものです。
帯域以外の値として、レイテンシってどうなの?
今回、個人的に特に気になったのは、周波数とCLとの関係でした。
そんな中で、下記の記事を参考しました。
帯域・転送速度はもちろん周波数が上がれば上がるので割愛しています。
AKIBA PC Hotline!
DDR4メモリを買う前に知っておきたい基礎知識編 text by 坂本はじめ
結論的には、周波数が高くて、CL値が低いやつ、、、、ってなるのですが、CL値によっては周波数での差を逆転するようなレイテンシになる場合もあると、改めて確認になりました。下記に周波数とCL別レイテンシを一部計算してみました。詳しいことは、上記記事をご参考ください。
メモリ規格(帯域) | チップ規格 | バスクロック | タイミング(CL) | レイテンシ(ns) |
---|---|---|---|---|
PC4-17000 | DDR4-2133 | 1066 | 15 | 14.07 |
PC4-19200 | DDR4-2400 | 1200 | 15 | 12.50 |
PC4-21300 | DDR4-2666 | 1333 | 19 | 14.25 |
PC4-25600 | DDR4-3200 | 1600 | 14 | 8.75 |
PC4-25600 | DDR4-3200 | 1600 | 16 | 10.00 |
PC4-25600 | DDR4-3200 | 1600 | 22 | 13.75 |
DDR4-28800 | DDR4-3600 | 1800 | 14 | 7.77 |
DDR4-28800 | DDR4-3600 | 1800 | 18 | 10.00 |
・その他の事項
市場にあるメモリに関して、オーバークロックの表示とネイティブクロックでの表示が混在しているので、仕様の、SPD・XMP・AMPはよく見てください。
XMP=Extreme Memory Profile
メーカーテスト済みではありますが、オーバークロックの値です。これは、インテル規格で、AMDだと、AMP(AMD Memory Profile)になるそうです。
SPD=Serial Presence Detect
これは、メモリ内に記録されている値で、標準の保証値的なものという認識でいいと思っています。JDECの規格に準拠していて、下位互換も担保しています。3200のメモリを、2666まで対応のマザーでも2666でなら動く、、、とかそういうのもサポートしています。
結論として、予算の中で速度重視か安定性重視かで選ぶものが変わる気はします。
安定重視:JEDEC規格のSPD速度で選ぶ。DDR4だと3200が1番帯域が広いです。
速度重視:XMPプロファイル使用時の速度で選ぶ。3600のCL16を選ぶとかはこちらになってくる感じです。
以上ご参考まで。
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